今回は江戸時代の離婚について書こうと思います。
そもそも江戸時代に離婚はタブー視されておらず、武家夫婦の10組に1組は離婚していました。江戸時代と地続きであった明治時代でも離婚率(人口1000人に対する年間離婚件数)は約4%であり、離婚が急増したと言われる現代の2.1%(2000年)の2倍です。
江戸時代の離婚といえば三行半だと思う方も多いと思いますが、離婚の際に夫から妻に突きつけるものであるというイメージが強いのではないでしょうか?
三くだり半とは離婚証明書兼元夫からの再婚許可証でありました。法的には離婚の決定権は男性にあったため、離婚の際に夫が妻に突きつけるというイメージが定着していますが、女性にしてみれば、再婚するためには三くだり半は必要なものであり、嫌がる夫に無理やり書かせるというケースもあったそうです。
いかがでしたか?三行半に対しての大きく変わったのではないでしょうか。