近代日本の婚姻制度を成立させたのは明治31(1898)年に公布された明治民法で、それまでとは大きく(特に庶民の)結婚を変えたそうです。
明治民法が制定されるまでの結婚は
・夫婦別姓
・ほとんどの夫婦が共働き
・夫婦別財
でした。
この「夫婦別財」というルールでは、夫であったとしても妻の財産(着物など)を勝手に売ることはできず、経済的に自立していたのです。
要するに、明治民法前の庶民の結婚では限りなくお互いが精神的にも経済的にも自立したうえでのパートナー的な経済共同体という形に近かったわけで、別の見方をすれば自由でもあり、夫婦の関係は対等でありました。
こう考えると近代の結婚よりも明治民法前の結婚の方が現代の結婚に近い気がしますね😊