今回は平安時代の結婚について書きたいと思います。
平安時代の結婚は、はじめ、(貴族身分の場合親の目を盗んで会うわけにはいかないので)女性の親が納得し、許可を出した男性が女性のもとに通う「妻問婚」、つまり「通い婚」をまずは三日間続けます。
この時男性は女性の家を日が昇る前に退出することがルールだったようです。面白いルールですよね💭
この三日間の間で妻の父親が婿の靴を抱いて寝たり、三日目の夜には餅をふるまって結婚を公表する「三日夜餅」という風習もあったようです。
この妻問婚がしばらく続いたのち、妻方の実家で同居を開始し、男性は日常生活のお世話を妻の家族から受けます。
しかし、この同居形態がずっと続くわけではありません。平安時代は同じ家に二世帯が暮らすことは避けるべきとされていたため、家主である妻の両親が家を明け渡したり、つまの実家もしくは夫自身が用意した新居に若夫婦が住んだりしていたようです。
いかがでしたでしょうか?男性は日が出る前に帰らなければいけない、同じ家に二世帯が暮らすのはダメ🙅♀️など不思議なルールが沢山あって面白いですよね。
次回も平安時代の結婚に触れたいと思います。