戦国時代の結婚についてはポルトガルの宣教師のルイス・フロイスの史料から分かります。彼はイエズス会士として日本で布教活動を行い、織田信長や豊臣秀吉とも会見を行った人物で、戦国時代の日本を客観的に見た史料を多く残しています。
史料によると戦国時代、妻は1人で現代の日本と同じでした。
しかし、少しのことで離婚し、すぐに別の妻をもらい、その妻もまた、すぐに他の旦那をもらっていたようです。
離婚は王よりも農夫など一般市民に多かったようですが、離婚によって名誉を失うことはなく、再婚の際にも男女ともに特に問題はなかったと記載されています。
日本が戦国時代の頃、ヨーロッパでは妻を離別することは最大の不名誉であり、再婚なんてとてもできませんでした。 そんなヨーロッパからきたルイス・フロイスにとって離婚や再婚が日常茶飯事であった日本の結婚事情はとても驚くべきものであり、文章から嫌悪感に近いものを抱いていることが伝わってきます。
現代の私たちも離婚や結婚は日常茶飯事ではないため、ルイスフロイスのように戦国時代の結婚事情には少し驚いてしまうのではないでしょうか?